大阪体育大学には、最新の学習・研究を可能にするハイテク機器が備わっています。総合実験室には、室温 5℃～45℃、湿度30～80%、酸素濃度20.9％～を自在にコントロールできる常圧型低酸素仕様の環境制御室があり、その室内には最高速度600m/分、傾斜30%での走行が可能な高性能トレッドミルが設置されています。

その他にも、全身持久力やエネルギー代謝測定を行うための呼気ガス分析器やローイングマシン、自転車エルゴメーターなど様々な運動負荷装置が完備されています。

「UKK WALK TEST日本版の作成に関する研究」では、歩行中の呼気ガス分析に基づく最大酸素摂取量の測定が研究に必要不可欠です。しかし、大阪大学には研究で自由に最大酸素摂取量を計測できる施設がなく、大阪体育大学との連携は願ってもないチャンスでした。また、大阪体育大学としてもこの研究プロジェクトに参画することにより、中高年者向け全身持久力の評価ツールの開発を通して、将来的に近隣自治体等に対する社会貢献のメリットが期待できることから共同研究が実現しました。